フェアトレード & オーガニック 【福猫屋】: 2015年11月
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 2015年11月
【2015年11月02日】

カンボジア手織り草木染クロマー新柄入荷

カンボジアの手織り草木染のクロマー、新柄が届きました

カンボジアでなくなりかけていた綿素材のクロマーを再び作り始めた日本の技術とカンボジアの伝統が融合した上質のストール。手織りでふんわり織り上げた、綿本来のやさしさと肌触りが特徴です。フリンジはすべて手で一房一房編んでいます。

使い続けるほど綿が持つ柔らかさを実感頂けます。


「Tau mock tiet(タウモックティエット)では カンボジアでクロマーと呼ばれる生地を制作し日本で販売しています。

カンボジア国内にある身近な植物や果実の外皮などを乾かして染料を作り糸の状態で染めています。そしてその糸を伝統的なカイ(はた=織機)を使って人々の手で一枚一枚の布に織り上げていきクロマーを作っています。

Tau mock tietの商品はカンボジアの職業訓練所で生活している村の女性たちが作っています。

彼女たちの村は訓練所から少しはなれたところにあるので、訓練所で生活をしながら染色や織物の技術を学んでいます。いずれは彼女たちも自分たちの村に帰って織物で生計を立てていきたいと考えていますが現実は道具を揃えることができず、また自分たちで市場を見つけるのは困難な状態です。

そこで村に帰ってからも生計が立てていけるようにカンボジアの織物の技術を身に付けながら生徒たちに収入が入るように彼女たちの作る布を販売し始めました。けれども、同じものだけを作り続けていては彼女たちの技術が向上しません。きっちりとしたカリキュラムを作り、新しい技術にはそれにあった市場を確保することが大切になってきます。彼女たちがしっかりと技術を身に付けながらも商品として市場に並ぶことのできる織物の技術を私達は伝えています。

織物の技術は身につけれても、市場の確保がなされていないと 続けていくことは出来ません。このようにしてきっちりとした形で商品を販売することで生徒は技術を学びながら収入を得ることが出来、彼女達の生活費や食費も利益の中から賄うことが出来ます。そして、これらの売り上げが次の新しいプロジェクトの資金となっています。

彼女たちに安定した収入を作るために私達のできることは、市場に並べることのできる安定した品質の商品開発、技術指導、そして、たくさんのお客様に商品を見て頂くことだと思っています。大きなことは出来ないですが、等身大で出来ることをカンボジアで出会った人たちと協力していきたいと思っています。」

(Tau mock tietさんより)

★カンボジア手織り草木染クロマー
https://www.fukuneko-ya.org/FT/kroma.html

Posted by fukunekoya at 17:11

【2015年11月06日】

いろいろ米(色々米)2015年産が入荷しました

いろいろ米、2015年産のお米が入荷しました。

色々米は、古代米、希少米、黒米、緑米など色々な品種のお米のもみを保存して、約50種を混植して1枚の田圃に育てています。うるち米系約13種類、もち米系約6種類、黒赤米系4種類、香り米系2種類、その他。それぞれ単品種で栽培するには個性が強く、欠点や、問題点もあるお米なのですが、種モミを混ぜ、一緒に蒔くことで、個々の欠点は他の稲を支える長所となり、お互いに支え合い、共に豊かに育つとうことです。このお米をそのまま刈り取り籾殻をとったのが、『いろいろ米』です。50種入っているので、色がとてもきれいで、ミネラル豊富です。

★色々米
https://www.fukuneko-ya.org/NF/iroiromai.html

Posted by fukunekoya at 10:03

【2015年11月07日】

日月堂の“薪石窯パン”

自然の中から生まれる日月堂の石窯パン!

大地に根づいた「麦」と「樹」、熱を蓄える「石」と 生き続ける「酵母」、彼らの命から 生きた香りのするパンが焼き上がる。
山の水をたっぷり吸い上げた樹は、太陽と石の熱で乾き、パチパチと音がする小さな火から、やがて大きな火へと姿を変える。
かつて生きていた樹が真っ赤な火となり、火は「熱」となる。「熱」は石に蓄えられ、発酵を迎えた生地の内側と外側から焼き上げる。

北海道産小麦で焼くカンパーニュから、木の実やフルーツの入ったライ麦パンまで、日月堂では自然の中からパンが焼き上がります。


酵母と麦について

国産の小麦を使用したパン。北海道産を主に使用しています。

国産小麦の日本での自給率は13%前後と言われています。パン用に使われる小麦に関してはその中でも1%に満たないとも言われています。欧米の小麦は日本の農家さんが作る小麦に対して安価ですが、その生産の方法の主力は日本で使われている多くの材木同様に、森林の切り売りのような広大な土地での大量生産型が主のようです。

食を支える農家さんとの関係を大切にしていきたい、そんな想いでパンを焼いています。

パンの酵母は有機栽培のレーズンを使用した天然酵母。これはフランス語でルヴァンと呼ばれている天然酵母です。また、すべてのパンに動物性のもの(卵、乳製品)、砂糖類を使用していません。

★日月堂の薪石窯パン
https://www.fukuneko-ya.org/NF/ishigamapan.html

Posted by fukunekoya at 01:04

【2015年11月11日】

カンボジア手織り草木染クロマー

カンボジアの手織り草木染のクロマー、スカーフやショールとして、この時期ピッタリのアイテムです。

カンボジアでなくなりかけていた綿素材のクロマーを再び作り始めた日本の技術とカンボジアの伝統が融合した上質のストール。手織りでふんわり織り上げた、綿本来のやさしさと肌触りが特徴です。フリンジはすべて手で一房一房編んでいます。

使い続けるほど綿が持つ柔らかさを実感頂けます。


「Tau mock tiet(タウモックティエット)では カンボジアでクロマーと呼ばれる生地を制作し日本で販売しています。

カンボジア国内にある身近な植物や果実の外皮などを乾かして染料を作り糸の状態で染めています。そしてその糸を伝統的なカイ(はた=織機)を使って人々の手で一枚一枚の布に織り上げていきクロマーを作っています。

Tau mock tietの商品はカンボジアの職業訓練所で生活している村の女性たちが作っています。

彼女たちの村は訓練所から少しはなれたところにあるので、訓練所で生活をしながら染色や織物の技術を学んでいます。いずれは彼女たちも自分たちの村に帰って織物で生計を立てていきたいと考えていますが現実は道具を揃えることができず、また自分たちで市場を見つけるのは困難な状態です。

そこで村に帰ってからも生計が立てていけるようにカンボジアの織物の技術を身に付けながら生徒たちに収入が入るように彼女たちの作る布を販売し始めました。けれども、同じものだけを作り続けていては彼女たちの技術が向上しません。きっちりとしたカリキュラムを作り、新しい技術にはそれにあった市場を確保することが大切になってきます。彼女たちがしっかりと技術を身に付けながらも商品として市場に並ぶことのできる織物の技術を私達は伝えています。

織物の技術は身につけれても、市場の確保がなされていないと 続けていくことは出来ません。このようにしてきっちりとした形で商品を販売することで生徒は技術を学びながら収入を得ることが出来、彼女達の生活費や食費も利益の中から賄うことが出来ます。そして、これらの売り上げが次の新しいプロジェクトの資金となっています。

彼女たちに安定した収入を作るために私達のできることは、市場に並べることのできる安定した品質の商品開発、技術指導、そして、たくさんのお客様に商品を見て頂くことだと思っています。大きなことは出来ないですが、等身大で出来ることをカンボジアで出会った人たちと協力していきたいと思っています。」

(Tau mock tietさんより)

★カンボジア手織り草木染クロマー
https://www.fukuneko-ya.org/FT/kroma.html

Posted by fukunekoya at 01:16

【2015年11月17日】

国産小麦と天然酵母でパンを焼こう!

寒くなってくると、長時間熟成で窯伸びのする美味しいパンが焼けますね。
夏の間、ダレたり膨らまなかったりでうまく出来なかった方は今が一番いい時期ですよ。


国産小麦と全粒小麦7割で作った風味豊かなパンを作ってみました。


材料

国産強力粉(ゆめちからブレンド、国産有機強力粉) 130g
・オーガニック全粒強力粉 130g
石臼挽き十勝有機全粒粉 130g
・水 270cc(目安)
・自然塩 小さじ1
・有機天然酵母 小さじ2から4位(または天然ドライイースト
クルミ:適宜

作り方
1.粉を全部合わせ、塩と天然酵母を離して入れる。(あればモルト粉を耳かき1杯入れる)
2.水(25度~30度)を酵母の側からゆっくりと入れ、きめが細かく、耳たぶ程度のかたさになるまで10分以上良く捏ねる。
3.ラップか蓋をして乾燥を防ぎ、2倍くらいになるまで一次発酵をさせる。(4~10時間程度)
4.ガス抜きをしてクルミを入れて丸め、20~30分ベンチタイムをおく。
5.麺棒で軽く伸ばし、中央に包み込むようにし、なまこ型に形成し、綴じ目を下にする。
6.一回り大きくなるまで2次発酵をさせる。(50~90分程度)
7.全体に霧吹きをして、焼いた時のワレをふせぐ。
8.茶こしなどを使って小麦粉を振り、クープ(切れ目)をいれる。
8.予め250度に温めておいたオーブンに入れる。
9.230度に下げスチームを入れて25分から30分焼いて出来上がり!


同じ生地でベーグルを焼いてみました。

Posted by fukunekoya at 12:05

【2015年11月18日】

トリプル認証コーヒー豆100%ガヨマウンテン

トリプル認証コーヒー豆100%使用

赤道直下大小13700の島々からなるインドネシアは各島からコーヒーが生産されていますが、ガヨマウンテンはインドネシアでも有数のアラビカ珈琲産地のスマトラ島最北部、3000m級の山々が連なるアチェ州の山岳地帯で栽培されています。

その中心にある生産団体のペルマタガヨ農協は、インドネシア・アラビカコーヒーの中でも高品質を作ると言われているガヨ地区の生産農家、約36家族が集まり作り上げています。


山深いこの辺りは赤道付近ではありながらも、年間平均気温20度で、自然環境が豊かな大地を作り上げました。野菜や果物、サトウキビやお茶などとともに、最大の現金作物がコーヒーで、ガヨマウンテンがこの地の経済を支えているということです。


やわらかな苦味と独特な深いあと味が特徴です。

有機JAS認証のほか、生物多様性の保全、持続可能な農業と森林の管理、労働者・地域共同体の境遇改善を目指す国際的な環境保護団体「レインフォレスト・アライアンス(RA)」による認証、フェアートレード認証を取得しています。

★ガヨマウンテン
https://www.fukuneko-ya.org/NF/coffee2.html#gayo

Posted by fukunekoya at 23:42

フェアトレード 幸せの【てんとう虫チョコレート】

幸せのシンボル、てんとう虫のフェアトレードチョコレート

冬眠から目覚めたてんとう虫は、春になるといっせいに田園に飛び立ちます。
古くからヨーロッパでは「てんとう虫が身体にとまるとあなたに春(幸せ)がやって来ますよ」という言い伝えがあり、てんとう虫は幸せのシンボルとして広く親しまれています。

このチョコレートを作っているのは1852年創業のスイスチョコレート製造の老舗であるマエストラーニ社。IMO(スイスオーガニック認証機関)の認証を取得した原材料だけを使って製造した100%オーガニックチョコレートです。

原材料はHAND IN HAND(フェアトレード機構)によって、IMO認定を受けたドミニカ共和国やボリビアなどの有機農家からスイスに運ばれ製造・加工されています。HAND IN HANDは、Rapunzel(ラプンツェル)社が主催するフェアトレードとエコロジーを目的とする独自プロジェクトです。HAND IN HAND(フェアトレード機構)は有機農業の技術指導を通じて途上国の農家の支援を行っています。

★てんとう虫チョコレート
https://www.fukuneko-ya.org/NF/chocolate2.html#ladybird

Posted by fukunekoya at 23:43

【2015年11月21日】

フンザ アプリコット

旅行者に「桃源郷」とも呼ばれるフンザ渓谷。
伝統的に樹上で成熟させてから収穫する完熟フルーツが多く栽培されています。

フンザのアプリコットは、ヒマラヤ山脈の清らかな雪解け水と燦々と降り注ぐ太陽の光、そしてミネラル豊富な土壌の高地で、農薬や化学肥料を使用せずに栽培されています。

充分に熟してから収穫するアプリコットは芳醇で果実の甘さを豊富に味わって頂けます。環境に配慮した現地農法、生産により地域社会を支え、農村部の女性たちの就業機会を創出しています。

★フンザ アプリコット
https://www.fukuneko-ya.org/NF/dfn.html#apricot

Posted by fukunekoya at 23:47

【2015年11月22日】

国産小麦の薪石窯パン【月曜受付締め切り】です!

自然の中から生まれる日月堂の石窯パン!
新しく「クランベリーブレッド」と「カカオレザン」が加わりました!

クランベリーブレッド

カカオレザン

☆毎週月曜ご注文締め切りです!

大地に根づいた「麦」と「樹」、熱を蓄える「石」と 生き続ける「酵母」、彼らの命から 生きた香りのするパンが焼き上がる。
山の水をたっぷり吸い上げた樹は、太陽と石の熱で乾き、パチパチと音がする小さな火から、やがて大きな火へと姿を変える。
かつて生きていた樹が真っ赤な火となり、火は「熱」となる。「熱」は石に蓄えられ、発酵を迎えた生地の内側と外側から焼き上げる。

北海道産小麦で焼くカンパーニュから、木の実やフルーツの入ったライ麦パンまで、日月堂では自然の中からパンが焼き上がります。


酵母と麦について

国産の小麦を使用したパン。北海道産を主に使用しています。

国産小麦の日本での自給率は13%前後と言われています。パン用に使われる小麦に関してはその中でも1%に満たないとも言われています。欧米の小麦は日本の農家さんが作る小麦に対して安価ですが、その生産の方法の主力は日本で使われている多くの材木同様に、森林の切り売りのような広大な土地での大量生産型が主のようです。

食を支える農家さんとの関係を大切にしていきたい、そんな想いでパンを焼いています。

パンの酵母は有機栽培のレーズンを使用した天然酵母。これはフランス語でルヴァンと呼ばれている天然酵母です。また、すべてのパンに動物性のもの(卵、乳製品)、砂糖類を使用していません。

★日月堂の薪石窯パン
https://www.fukuneko-ya.org/NF/ishigamapan.html

Posted by fukunekoya at 23:37

【2015年11月26日】

NPO法人麦の会「コッペ」のクッキー 入荷

フェアトレードにより現地の人たちへの支援にもなり、障害メンバーの自立にも・・・


仙台のNPO法人麦の会「コッペ」さん。障害のある人も無い人も一緒に働ける場として、1988年始まりました。

障害者が働くための施設を作るのではなく、普通のパン屋さんにたまたま障害のある人も一緒になって働いている、それが『コッペ』です。互いの関係も、同じ職場に働く仲間であり、職員と入所者というものではありません。

1997年、運営団体「麦の会」が発足し、1998年10月より仙台市の助成金を得られることになりました。さらに、麦の会は2000年3月、特定非営利活動法人として認証されました。また、2006年11月には、仙台市内の3つの小規模作業所(フリースペースソレイユ・すまいる作業所)とともに、新しく非営利活動法人フルハウスを設立し、就労継続支援B型の事業を2007年4月より行っています。

財政は厳しく、課題も山積みですが、当初の思いを大切にして、少しずつ歩んでいます。一般の企業と違い営業に充てる資金も人も足りないそうですが、少しでも多くの人に知って食べてもらいたいと思います。

障害者が差別される社会は、能率が再優先される社会。添加物や農薬が使用されるのも、能率が再優先される社会だから。『そんな生き方を見直したい!』コッペのクッキーは、風味豊かな国産小麦と安心な材料を使って、ひとつひとつが手作りです。

小麦粉は国産100%で、安全安心な砂糖や卵、フェアトレードのコーヒー、オーガニックのナッツなどを吟味して材料として使用。味はもちろん、人の健康や社会の抱える問題にも真摯に向きあっています。クッキーが広まることで、コッペで働く障害メンバーの給料になるとともに、フェアトレードにより現地の人たちへの支援にもなります。そのことにより、障害メンバーや現地の人の自立に少しでも役立てたいと考えています。


・小麦:国産小麦100%使用
・砂糖:種子島の砂糖きびから作った無漂白、ミネラルたっぷりの砂糖使用
・卵:抗生物質、成長ホルモン剤などを使わない飼料で育てられた鶏の卵使用
・マーガリン:遺伝子組み換えされていないものを使用
・スキムミルク、バター:北海道の牛乳から作ったスキムミルク、バター使用
・ナッツ類:オーガニック認定品

★NPO法人麦の会「コッペ」のクッキー
https://www.fukuneko-ya.org/NF/cookie.html#coupe

Posted by fukunekoya at 10:30

【2015年11月27日】

オーガニック トリュフチョコレート 【ビオ・ナチュール】

フランスから届いたオーガニック、フェアトレードのトリュフチョコレート!
レシチン、乳化剤は使用せずシンプルな材料で仕上げました。

濃厚さ、なめらかさ、カカオの風味のベストバランスをお楽しみ頂けるトリュフチョコレート。老若男女、世代を問わず人気のあるまっすぐな美味しさが魅力です。

チョコレートの本場、フランスで長年続く、トリュフ専門のショコラティエで、オリジナルレシピで作っています。より一層の美味しさを追求し、材料をいまいちど見直し、厳選素材であり、体に害がなく、環境に優しいものを選びました。

例えば植物性油脂は、からだに悪影響をおよぼす可能性のある部分水素化油脂(トランス脂肪酸)は不使用とし、化学処理されていない植物性油脂を使用しています。乳化剤(レシチン)も使用していません。


もちろんカカオはフェアートレードのカカオを使用しています。


なめらかな口溶けはそのままに、チョコレートが口の中で消えてゆくときに油のねばつきが残らないよう、さっと溶ける食感の良さを大事にしました。また、カカオの風味を存分に楽しんでいただくために、カカオ成分を増やし、濃厚さをアップ。

とろけるようななめらかさ、まるで生チョコレートのような口どけをご堪能下さい。

★オーガニック トリュフチョコレート 【ビオ・ナチュール】
https://www.fukuneko-ya.org/NF/chocolate2.html#truffles

Posted by fukunekoya at 18:06

酒井さんのもち黍 入荷!

今年も届きました!農薬や化学肥料に無縁な「もち黍」。

40年余り、化学肥料や農薬に無縁な土で育った、とても生命力の強い国産のもち黍(キビ)です。出荷の間際に脱穀をしますので、鮮度も高いです。

黍を作っている酒井さんの畑は、長野県の南部、伊那市にあります。標高の高いところで南アルプスが綺麗に見えます。

白米、玄米に1~2割程度混ぜて炊くと、もっちりとしてとても美味しいです。黍餅にしてももちろん美味しいですよ。福猫屋での量り売りとなります!

★酒井さんのもち黍
https://www.fukuneko-ya.org/NF/kibi.html

*酒井さんの長野有機農業研究会寄稿より

我が家の雑穀

 お盆が過ぎたのに相変わらずの暑さが続いている。我が家の45年目になる有機菜園では、約20種類の作物が猛暑にも負けず元気に育っている。モチ黍・タカ黍・アマランサスは背丈ぐらいに成長し、大きな穂が風に揺れている。

 去年の収穫は9月中旬。「モチ黍」は畝間に入り一本づつ手で40~50cmの長さで穂を刈り取り、一握り大の束にして「はざ架け」して2~3週間天日干し。約10aの刈取り後はそのままロータリーで2度耕起し、全面に麦を播種。翌年5月中旬、すねの高さぐらいに成長したものを堆肥と一緒に2回鋤き込んで緑肥に。毎年マメ科の牧草、タデ科のそばなどをローテーションして連作障害を防いでいる。ここ数年続けている栽培品種は野生に近い短幹種。これは作柄が安定し、収穫が楽。以前度々見舞われた倒伏からも解放された。乾燥後、以前はシートの上で棒で叩いて脱穀し唐箕で選別していたが、数年前に坪刈用の脱穀機を導入して能率1000倍。脱穀後は更に2~3数日シートに広げて天日乾燥後15キロづつ袋に入れて保管。3年前までは出荷前に数回に分けて近くの精米屋さんに調整してもらっていたが、高齢で廃業してしまったので、一回に10キロぐらい精白出来る還流式精米機を導入。初回は米用のスクリーンのままで大失敗、すべて我が家の鶏の餌に。黍用のスクリーンに変えて成功。出荷ごとに調整することが出来るようになったので好都合。脱穀残渣、調整残渣はすべて平飼いの鶏小屋の敷き料に、彼女たちは更に完全に選別して胃の中に。我が家の生ゴミや農産物残渣の処理も彼女たちの担当。精米所からの米選機下、お豆腐屋さんからオカラなども胃袋の中に。我が家の生ごみはすべて鶏舎と堆肥槽が引き受けてくれるのでゴミ出しがとても楽。調整を終えたモチ黍は500グラム袋に小分けして出荷。全国の有機農産物店、消費者団体、個人などにタカ黍や豆などと一緒に直接お送りしている。

 最初に学んだ医学から脱落、次の土木工学の熱力学の中の講義で聞いたエントロピーの法則<<地球に貯まり続ける排熱で地球は破滅する、近代文明の中でこれは急激に増大を続けている>>に大きな衝撃を受けた。信州大学農学部での定年退職までの30年間、専門のダム工学・構造力学などの研究・教育と併行して、資源の再活用の研究・教育も行ってきた。この柱は有機農業。農業に関する素養も見識も無く議論下手な私、黙々とただ実践有るのみと失敗を重ねる私、既成概念が無く・失敗しても成功するまで挑戦する意欲満々な専攻の学生たちの取り組み、沢山の専門の先生方が励ましと指導をして下さった。ある老教授の「酒井君はうらやましいよ、言いたいことが言えて、したいことが出来て。私たちはやりたくても出来ないんだよ。学会、大学にいる限り。私の出来ることは何でも出し切って応援するからね・・・」の言葉などに甘えに甘えて、出来るだけお金と化石エネルギーの使用を抑え、環境汚染防止に配慮した・・・エントロピーの増大を少しでも少なする資源リサイクルに取り組んできた。世の中はようやくそちらの方に方向を変えつつあるように思う。定年退職後15年がたち、80歳を超えた私、活動は研究室を巣だって行った卒業生にすべてを委ね、家内と二人で我が家の20aの畑で今日も汗を流している。


2013年8月末日記  酒井信一 


Posted by fukunekoya at 18:24

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