ストリートチルドレンを考える会
…子どもたちの未来のために……
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現地NGOの紹介

私たちの会では、以下のNGOを毎年訪問し、活動資金として5万〜20万円の寄付を行い、また意欲ある日本人の長期ボランティア希望者が各団体とコンタクトを取るうえでの支援をしています。

NGO「プロ・ニーニョス・デ・ラ・カジェ」

 ストリートチルドレンが持つたくさんの可能性をのばし、彼らが自尊心をとり戻して、自らの意思で路上生活から抜け出し、新しい生活を始められるように、子どもたちをサポートする団体。

1993年5月28日設立。1997年以降、現在のような活動内容で支援している。

[活動内容]

1) ストリートでの活動 (ストリートエデュケイター) educadores de la calle

ストリートエデュケイターは、約3週間、同じ地域の路上に暮らす子どもたちを毎日訪ね、路上で様々なレクリエーションやスポーツに参加するよう、誘う。そのなかで、愛情と友情関係を築き、彼らにとって、「ストリート暮らし」が「一時的」なものであり、ずっとつづくものではないことを、納得させる。そして自ら一時的にでも路上以外の生活を体験しようと考え始めた子どもたちを、次の「ディセンター」へと誘う。

2)ディケアセンター (ディセンター)Centro de día

ここではスタッフが、子どもたちを愛情をもって迎え、彼らが基本的な生活習慣を身につけ、運動能力、学習能力、芸術的才能を伸ばし、周囲の人々と愛情関係をうまく築けるようになるよう、手助けする。センターでは、朝・昼食と入浴等の機会のほか、工作やセミナー、遊び、スポーツなどの活動が提供される。自主的にセンターへ来てそれらに参加することで、多くの子どもたちは、路上以外の生活=一定の住居に安心して暮らす生活を望むようになる。ここに、子どもたちはだいたい2〜3ヶ月間通う。

3)受け入れ先 探しと、フォローアップ「人生の選択」 Opción de vida

1)から3)の過程を経て、子どもたちが 路上ではない場所に定住することを決意したら、その子どもの希望に合わせて、その条件探しを始める。例えば、家族のもとへ帰りたい子どものためには、家庭訪問を行なったり、NGOの定住ホームに暮らしたい子どものためには定住施設を持つNGOを巡ったり、自立を目指す子どものためにはアパートや職探しを手伝ったりと、子ども自身が気に入った落ち着き先がみつかるまで、付き添い、支援する。

連絡先:

Fundación Pro Niños de la Calle,I.A.P.

tel.52-55-5782−0619,5597−9299,5583−8615

Zaragoza 277 Col.Guerrero,C.P.06300

México D.F. México

☆NGO「カサ・ダヤ」

 「カサ・ダヤ」は、正式には「Fundacion Dar y Amar("与え愛す"財団)」といい、1997年11月25日に、メキシコシティにある「マザー・テレサの家」で奉仕活動をした経験のあるビクトリア・ディアスさん(通称ママ・ビッキー)の手で開設された。路上や貧困家庭で性的虐待を受けたり、無防備なセックスをしたために、幼くして子どもを産み育てざるを得なくなった少女たちとその子どもを、自立まで支える「家」だ。

[支援内容]

    ・衣食住と医療

    ・人間として、女性としての成長と価値観の発達を支えるセミナーの提供

    ・学校教育や職業教育

    ・リハビリテーション(心理的・精神的ケア)

    ・ドラッグ依存の克服や健全な生活習慣と食習慣を身につけるための指導

    ・社会復帰や自立のための支援

    ・職の提供

    ・保育所の提供と育児支援

連絡先: 

Fundación Dar y Amar I.A.P.

tel. 52-55-5812-4934, 2163-0436

 Puebla No.77  Cuajimalpa  C.P. 05000

México D.F. México

NGO「カサ・アリアンサ・メヒコ」

 米国ニューヨーク市に本部を置く国際NGO「Covenant House」が、ラテンアメリカ5ヶ国で展開するNGO 「カサ・アリアンサ(連帯の家)」のメキシコ支部。メキシコシティでは、1988年から活動している。ストリートチルドレン一人ひとりが、個人として成長していけるよう、基礎的なサービス(食べ物、衣服など)や医療、心理ケア、学校教育、人生相談、などを提供。子どもたちが将来自立し、社会に貢献できる人間になれるよう、手助けする。

[活動内容]

(1)ストリートエデュケイター

ストリートエデュケイターと呼ばれる若いスタッフが、毎日路上を巡回し、子どもたちと交流。 路上で、教育的な遊びやレクリエーションをすることを通して、子どもたちと愛情関係を築く。その過程において、子どもたちに路上生活を捨てる気持ちを起こさせるよう努力し、「カサ・アリアンサ」の「避難所」もしくは、ほかのNGOの施役へ入るよう、勧める。近年は路上で「HIV−エイズ」に関する啓蒙活動も行なっている。

(2)男子用・避難所&一時定住センター と 女子用・避難所&一時定住センター

男女に分けて、それぞれが路上生活から脱するために、まず自分の抱える問題を認識し、それを少しずつ乗り越えて、路上ではなく、普通の施設(家庭)で生活できるようになるための場所。詳しくは、図を参照。

(3)グループ(定住)ホーム

この段階では、14人ほどの子ども(男子もしくは女子)が、2人のエデュケイターと共に、家庭的な雰囲気の中で暮らす。その中で、成人し、自立生活ができるようになるまで、必要な支援が行なわれる。

(5)特別なプログラム/ドラッグ依存症対策「オリン」

これは、吸引式のドラッグ(接着剤、シンナー等)や、その他の麻薬を使用している子どもたちが、依存症を克服できるよう、支援するプログラムだ。(2)で説明したセンターのプログラムに組み込まれており、まだドラッグを使用したことがない子どもや、ドラッグ依存にまでは至っていない子どもたちへの予防教育も行っている。

(6)特別なプログラム/HIVとエイズへの対応「ルナ」

血液検査や対話式の性教育オリエンテーションなど、子どもたちが、HIVとエイズを予防するための様々な支援を、「カサ・アリアンサ・メヒコ」の支援の対象となっているすべての子どもたちに対して行なう。また、すでに感染している子どもには、できる限りの治療を行なう。

(7)家庭への再統合

子どもが望み、その条件が整う限りにおいて、家庭へ子どもを返す努力を行なう。一旦家庭へもどった子どもたちのその後についても、数年間継続調査・支援をする。

(8)法的支援

家庭内や路上での虐待など、子どもが法律に訴えたい事がある時の訴訟支援。学校入学、就職など、様々な場面で必要な証明書類や、死亡手続きなど、法律に関わる支援を行なう。

(9)施設内で行なわれる、そのほかの支援

施設には、医者、看護師、ソーシャルワーカー、心理カウンセラー、精神科医、精神的支援者(カトリック神父など)がいる。

連絡先:

Casa Alianza México I.A.P.

tel.52-55-5521-4207

Paseo de la Reforma 110, Col . Guerrero

C.P. 06300  México D.F.  México

※私たちの会は、スタッフそれぞれが自分の仕事を持つ、有給スタッフのいないボランティア団体です。お電話による漠然とした質問や、たくさんの質問すべてにお答えすることは出来ません。その点、ご了解ください。

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