「長続きする香り」は、下水処理場でどこまで除去できるのか。
公的資料をもとに整理します。
日本の下水処理の主流は「活性汚泥法」です。 これは溶解性有機物(BOD)を微生物分解する仕組みです。
重要なのは、処理対象の中心が 溶解性有機物であるという点です。
マイクロカプセル香料は、ポリマー(樹脂)外殻に包まれた粒子状物質です。 水に溶けにくく、粒子として存在します。
マイクロカプセル外殻は微小プラスチックと類似する性質を持つと指摘されています。
微小プラスチックに関する研究では、下水処理場での除去率は高いとされる一方、 完全除去ではなく、処理水や汚泥に残存することが報告されています。
処理工程の設計目的は主に有機汚濁除去であり、 マイクロカプセル専用に設計されているわけではありません。
✔ 活性汚泥法は主に溶解性物質を対象
✔ 粒子状ポリマーは完全除去前提ではない
✔ 微小プラスチック問題として国際的議論が進行中
「長持ちする香り」は、環境中でも持続する可能性があるという側面を持ちます。
柔軟剤や洗剤などの香り付き製品が広く普及する中で、 香りが負担になる方がいることも知られています。
福猫屋では「対立ではなく配慮と共存」の視点で、 香りに関する情報を整理しています。
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