ガーナ カカオ産業の児童労働削減に取り組む
アクラ―(2008年1月14日) ガーナ政府は、2011年までにカカオ豆生産地域での児童労働を削減するため、「カカオ産業における最悪の形態の児童労働撤廃のための国家プログラム」に着手した。このプログラムの戦略的目標には、カカオ豆生産地域における最悪の形態の児童労働を撤廃するための介入方法を開発し、それを実行することが含まれている。
そして鍵となる活動の一つは、児童労働の程度や性質について調査すること。
ガーナ政府は、2008年7月までに、国内のカカオ豆生産地の少なくとも50%の地域における、最悪の形態の児童労働の状況を、記録し公表するよう米国から求められている。
先週、カカオ産業における児童労働に関する国際的な議定書「ハーキン・エンゲル議定書」を策定したハーキン上院議員やエンゲル下院議員など米国議員代表団が、ガーナを訪問し人材青年雇用省大臣など政府高官と会談した。またカカオ農園を視察し、同産業での児童労働削減に取り組む
NGOの代表者とも会談した。
人材青年雇用省大臣は、「ガーナはこの議定書に締結していないが、このプログラムを実施しなければ、米国市場におけるガーナのカカオ豆需要にマイナスの影響があるだろう」と述べた。
出所:Ghana Daily Guide
http://www.dailyguideghana.com/portal/modules/news/article.php?storyid=5792
ACE児童労働メールマガジンより