オーガニック食品

フェアトレード&オーガニック
福猫屋

カテゴリー
福猫屋トピック
  (バックナンバー)
福猫ECOコラム
  (バックナンバー)
福猫通信
  (バックナンバー)
福猫屋レシピ
  (バックナンバー)

 福猫ECOコラム

【2007年05月24日】

フェアトレード、オーガニックを選ぶ理由

 私たちが日本国内で安価なコーヒーや紅茶、チュコレート、綿製品などを買うことは、海外の生産者の生活や健康、人権を犠牲にし、さらには重大な児童労働の問題を生み、子どもたちの未来、人生をも奪っている事になるとも言えるのです。

 現在の私たちの生活は、不均衡な貿易や経済の格差の上に成り立っています。経済のグローバリゼーションは、限られている資源や資産を不平等に分配することになり、富める者と貧しい者の両極を作り出しました。しかも富める者は世界のおよそ2割だけなのに、8割の富を占有しているのです。(詳しくは「世界の富の8割は私たちが…」へ)

 その結果、私たち「北側の世界」の人間は「南の世界」の人たちの、生活や人権、健康の犠牲のもとに日々の現実生活を送ることになってしまいました。少しでも豊かな生活、少しでも安価な商品を望むことは、必ずその代償を経済的・社会的に弱い立場の人たちに強いることになるのです。そこで生まれるものは、スラムやエイズ、人身売買や児童労働、ストリートチルドレンやホームレスといった社会現象です。(ILO児童労働報告

 例えばチョコレートを買ったとします。世界のカカオの80%以上は巨大多国籍企業が扱っています。そのため、カカオの市場価格は生産者の状況とは関係なく市場原理に左右され、価格指数は半減しました。その付けは当然生産者に向けられ、労賃を削減しなくてはなりません。そこで児童労働が欠かせないものになります。子どもたちは早朝から遅くまで休むまもなく働かされ、さらに性的搾取を受ける場合もあります。また、児童労働の必要性とともに、人身売買も行われる結果になります。

 一時の楽しみのため、安価なチョコレートを買うことは子どもたちの労働や人権を搾取することにもなりかねません。

 同様のことは「コーヒー」や「砂糖」、「綿製品」などにも当てはまります。児童労働により教育が受けられなくなることは、即ち貧困から抜け出せないことにもつながり、社会的搾取から身を守ることが出来なくなります。また、巨大プランテーションで大量の農薬により安価な農産物を作ることや、危険な農薬や薬品の使用(時には輸入国において許可されていない劇薬まで)を生産者や労働者に強いることは、教育を受けない彼らには防ぐ手段がありません。間違った使用法により重大な健康被害を受けることも多いだけでなく、肥沃であった農地や近隣地を、暴力的な速度で再生不能な不毛の地としてしまいます。そのことは益々貧困を招き、社会的不均衡を増幅させるのです。

 この不均衡を是正し、生産者の自立や子どもたちの未来を見つめていく活動の一つがフェアトレードです。これは誰にでも気軽に参加することが出来、一般では入手しにくい生産者の心のこもった製品を購入できるチャンスでもあります。また、持続可能な農業のもとに生産されるオーガニック商品を選ぶことで、生産者の健康だけでなく、私たち、そして将来の子どもたちの生きる世界を守ることにもなるのです。

Posted by fukunekoya at 13:07

【2007年05月01日】

オーガニック・コットンとは

オーガニックコットンとは、海外、国内の認定団体により、オーガニックの認証をされた綿の事です。下記は日本の代表的な認定団体です。以下はそのオーガニック基準の概要です。

●日本オーガニックコットン協会(JOCA)
オーガニック・コットン(有機栽培綿)とは、3年間農薬や化学肥料を使わないで栽培された農地で、農薬や化学肥料を使わないで生産された綿花のことです。栽培に使われる農薬・肥料については厳格な基準が設けられており、認証機関が実地検査を行っています。
オーガニック・コットンは、紡績、織布、ニット、染色加工、縫製などの製造工程を経て、最終製品となります。この製造全工程を通じて、化学薬品による環境負荷を最小限に減らして製造したものを、オーガニック・コットン製品といいます。

●日本オーガニックコットン流通機構(NOC)
オーガニックコットンは一般の綿畑で使っている化学肥料や、殺虫剤や除草剤などの農薬を使わず、有機肥料を用い、天敵の益虫を活用して害虫駆除を行うなど、手間ヒマをかけた昔ながらの栽培方法で育てたコットンです。
この栽培方法は、従来行われている農薬を多量に使い土壌の活力を失わせる方法とは異なり、自然環境に負荷を与えず、農場近隣の環境保全につながり、働く人たちの健康も損ねない理想的な栽培方法です。

オーガニックコットンは、世界的な認証機関によって、栽培、製造においてその適格性が証明される仕組みを持っています。これ程価値ある、オーガニックコットンですが、生産量は、世界で生産されるコットンのわずか0.5%という希少なものです。

日本オーガニックコットン流通機構は、有機栽培綿の価値が正しく評価され、環境保全やフェアトレードの方策が理解され、製品が広く普及するよう活動しています。


--------------------------------------------------------------------------------

・オーガニック(有機栽培)について
オーガニック(有機栽培)とは、農薬や化学肥料を使用せずに育てられ、第三者認定団体によって認証された栽培方法のことです。

認定を受けていない製品で、オーガニックコットンと表記されている物もありますが、認定を受けていない物はオーガニックと言うことは出来ません。

オーガニックコットンは栽培や加工工程において、基準を満たし、品質を維持するために、通常の綿製品に比べ、何倍もの手間隙をかけなくてはなりません。そのため、価格的に、どうしても高価な物になってしまいます。

自然綿とは

化学肥料や科学染料を用いずに栽培、製造された綿製品のことで、オーガニックコットンではありません。オーガニックの基準は満たせず、フェアトレードの概念は含まないまでも、自然に負荷をかけずに製造された物です。

市場でオーガニックコットンと呼ばれ、一般のオーガニックコットンの半値程度で販売されている物は、殆どがこの自然綿と思われます。オーガニック基準を満たし、生産者の人権を守りつつ、さらに一番大切な品質を守るためには、どうしてもコストがかかってしまうからです。

なお、自然綿は、有機栽培やオーガニックの表現は、用いることが出来ません

福猫屋では、JOCA、NOCの認定を受けたオーガニックコットンを取り扱っています。

オーガニックコットントップページ

Posted by fukunekoya at 21:36


検索
最近のエントリー

このブログのフィードを取得
[フィードとは]

アーカイブ
2011年01月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sut
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
 ご購入方法  ショップ情報 プライバシーポリシー
 フェアトレード オーガニック食品 オーガニックコットン オーガニックコスメ 
Copyright(c) 2002-2011; Fc Company, All Rights reserved.